有限会社金波楼 / KINPARO Co., Ltd.

里海邸の日記

About living simply
with sea nature

vol’23

反薄明光線

昨日の日没前に見えた、水平線に沈む反薄明光線。
 
西の雨雲が、落ちゆく夕日を遮るとき、そこには薄明光線が現れている。そしてその光は、遮るもののない澄んだ頭上を、ひそかに駆け抜けてゆく。
 
地球を半周するその平行な光のレールは、東の水平線へと届き、遠近法の魔法でひとつに収束する。水平線上に重なる厚い大気の層もどこか茜色で、潜む塵が光を散らし、夜の入り口に光の筋を鮮やかに浮かび上がらせる。
 
 
それを反薄明光線と呼ぶらしい。

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